【オンライン対話】「人生のステージを問わず自分らしく活躍!〜ビジュアライズを活用した起業〜」にてグラレコを担当しました

「人生のステージを問わず自分らしく活躍!〜ビジュアライズを活用した起業〜」にて、グラレコを担当させていただきました。
イベントの詳細ページはこちらです。
グラレコの全体像は、下記リンクからご覧になれます。

私が修了した「共創型ビジュアルプラクティショナー養成プログラム(共創VP)」の先輩であり、場を作り・描くことを通して起業された尊敬するお二人——ごえりさん(後藤恵理香さん)と、さとこさん(友澤里子さん)のお話をビジュアライズする機会をいただき、本当に胸が高鳴る時間となりました。

今回は、描く中で感じたことや双方向のやり取りから得た学び、技術的な振り返りです。

目次

描くだけで終わらない。「双方向の対話」で高まるグラフィックの完成度

今回の実践で特に大きな収穫だったのは、「描き手と話し手・参加者との双方向のコミュニケーション」でした。

当日はリアルタイムで描いた画面を共有して対話をサポートし、後日、参加者やホストのみなさんからニュアンスのフィードバックをいただいて仕上げを行いました。

一方的な記録(話しっぱなし・描きっぱなし)ではなく、

「ここはもう少しこういうニュアンスなんです」

「この言葉の裏にはこんな思いがあります」

と登壇者から直接フィードバックを受け取り、微調整を重ねていく。このやり取りによって、グラフィックがより深い意味を持ち、本当の意味で場の「熱量」や「ニュアンス」を正確に反映した一枚へと進化していきました。

「ニュアンスの違いを受け取り、修正できる関係性」があるからこそ、表現の完成度が高まるのだと実感しました。私自身がグラフィックを描く他の場でも、こうした双方向のやり取りが生まれやすい温かい空気をしっかりと作っていきたいです。

強い共感と「自分のフィルター」への気づき

会社員を辞めてから、私は共創VPをはじめ、WSD(青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム)、イラスト通訳®︎など、さまざまな場で学びと実践を重ねてきました。

おふたりのお話を聞きながら、自分自身の試行錯誤のプロセスと重なる部分がいくつもあり、「うんうん」と深く深く頷きながらペンを走らせていました。

しかし、共感できるからこそ陥りやすいトラップにも気づきました。 話し手の言葉に強く共感しすぎると、無意識のうちに「自分自身の価値観や言葉」に変換して受け取ってしまうリスクがあるということです。

リアルタイムの描画では、捉え違えていたニュアンスや表現しきれなかった部分もあり、まだまだ鍛錬のしがいを感じます。だからこそ、「自分のフィルターを通して見ていないか?」と常に自覚的になり、客観性と探求心を持って対話に向き合い続けたいと感じた瞬間でした。

振り返り(KPT):道具と目的の研ぎ澄まし

個人的な技術やプロセスについての振り返り(KPT)も整理しました。

Keep(良かったこと・続けていきたいこと)

  • ツールのアップデート:事前に製図ペン(Procreateブラシ)を作り直したことで、躍動感のある線が引けるようになり描きやすさが向上しました。
  • 作画スピードと時短の工夫:Procreateのパレット固定、マスク・アルファロック機能の活用、アシスト機能の検討など、ツールの習得によって事前の準備や仕上げをより効率的にできるようになりました。

Problem & Discovery(課題と気づき)

  • 「何のために描くのか」の事前整理の重要性:「画面を見ながらだと話しやすい」という言葉を受けて、できるだけ発言された言葉をそのまま拾おうとした結果、言葉の裏にある“本当に伝えたいこと”の構造化や表現の取捨選択が弱くなってしまった部分がありました。
  • キャンバスサイズや出力形態の設計:キャンバス設定のミスや全体の長さのコントロールなど、準備段階でのアプローチに改善の余地がありました。

Try(次回へ向けたアクション)

  • 「目的」と「表現アプローチ」の整理:何のために描くのか(情報を削ぎ落として構造化するのか、雰囲気を景色のように写し取るのかなど)を事前にクライアントとすり合わせるだけでなく、一人の時間を作りシミュレーションすることで自分の中に落とし込む。
  • ベストなキャンバスサイズ・納品形式の標準化:アウトプットの利用シーンに合わせた最適なキャンバスサイズを事前用意しておく。

おわりに

尊敬するお二人の大切な起業とビジュアライズの歩みを描かせていただき、私自身もひとりの実践者として大きな刺激と学びをいただきました。

リアルタイムの疾走感と、その後の丁寧な対話。この一連のプロセス全てが、私のビジュアルプラクティショナーとしての糧になっています。

ご依頼いただいたホストのみなさま、お話を聞かせてくださったごえりさん、さとこさん、そして温かく見守ってくださった参加者のみなさま、本当にありがとうございました。

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